生みの苦しみ
なかなか時間が取れていない執筆活動もようやく最終フェーズに入ってきた。一昨年末にPMOの出版の企画が通ったが、昨年は、2回ほどホテルにこもって書いた。頭から湯水のように流れてくる言葉と格闘していた。最初に書き上げたものはPMOというより、自分の思い全開の文章だったので、さらに練り直したのが昨年秋ごろに出来た第二版。今はそれをベースに推敲を重ねているが、これがまた厄介。
創業前から蓄積してきたPMOに対する考え、学生の頃から研究している日本的経営、これまで経験してきた数々のプロジェクト。それらのエッセンスを凝縮しようともがくものの、適切な言葉選びに苦労する。プロジェクトでの成果物を作ったり、コラムを書いたり、講演をするのとはわけが違う。次元が違う。作家が病気になるのも分かる。これは書いてみないと分からない。
単に知識の切り貼りをしたノウハウ本ではない。PMOと言うもののあり方を世に問う。まだまだ未完成ながらもマネジメントソリューションズを応援してくださる方々に対する感謝の気持ちもある。自分自身に対する挑戦でもある。

PMOを定義したり、枠にはめたいのではない。プロジェクトを成功に導くためのPMOのあり方、活用の仕方を社会全体で理解しあいたい。そういう気持ちが強い。

PMO、いや、マネジメントを論ずるというのは底なし沼のようだ。
プロジェクトの失敗とは
昨年の日経コンピュータの調査でもプロジェクトの7割がQCDのいずれかに問題があり、失敗しているという結果が出た。アメリカの調査でも同等の結果が出ており、日本特有の話ではない。弊社はプロジェクトを可視化することで意思決定を支援し、プロジェクトを成功に導くためのプロフェッショナルサービスを展開しているが、もちろんそれだけでは成功しない。

プロジェクトを失敗させる要因は何であろうか?
大手SIerの役員の方の講演で、以下のような話があった。

プロジェクトの失敗につながる九つの要因
1. 対象プロジェクトが新規顧客からの受注であること
2. 新システムの要件が「現行どおり」とされていること
3. 新技術や経験のない処理方式を採用していること
4. IT企業と顧客との間で一括請負契約を結んでいること
5. IT企業のプロジェクト原価率が95%以上であること
6. 開発期間が6カ月以内といった短期プロジェクトであること
7. プロジェクトマネジャが過去に似たようなシステムを開発した経験がないこと
8. 受注したIT企業が下請け企業に仕事の90%以上を回していること
9. 顧客の要件定義力に問題があることである

それぞれについて考えてみた。

1. 対象プロジェクトが新規顧客からの受注であること
3. 新技術や経験のない処理方式を採用していること
5. IT企業のプロジェクト原価率が95%以上であること
8. 受注したIT企業が下請け企業に仕事の90%以上を回していること
→これらはSI会社のビジネスモデル上の問題であり、プロジェクトの失敗につながるかどうかは、SI会社の対応如何で変わるものである。

2. 新システムの要件が「現行どおり」とされていること
4. IT企業と顧客との間で一括請負契約を結んでいること
→これらは発注側とSI会社の取引慣習に起因する問題であり、コミュニケーションを軽視した進め方に問題がある。

6. 開発期間が6カ月以内といった短期プロジェクトであること
7. プロジェクトマネジャが過去に似たようなシステムを開発した経験がないこと
9. 顧客の要件定義力に問題があることである
→発注側の立場に立てば、ビジネスを成功させるために、このような状況においてもプロジェクトを実行せざるを得ない。そもそも十分な時間確保、リソース確保、スコーピングがなされた状態であれば、プロジェクトマネジメントの必要性もない。

無い無いづくしの状況の中、何とかして成功させることがマネジメントだ。

マネジメントソリューションズはプロジェクトの発注側の立場に立ち、プロジェクトを成功に導くためのプロフェッショナルサービスを提供する。決して、PMOという限定的な専門職があり、”ここからここまでやればよい”という領域のサービスではない。

プロジェクトを成功させるためには、そのプロジェクトの生い立ちを考えなくてはならない。
”なぜそのプロジェクトは立ち上がったのか”
”プロジェクトにより生み出されるものは何か?”
”なぜ我々はそのプロジェクトを成功させなければならないのか?”

マネジメントの深淵を知り、自らを無限に成長させていこうとする精神が無ければプロジェクトマネジメントは実現できない。

プロセスはマネジメントの意思決定のための手段であり、目的ではない。

生涯をかけなければならないほどの大きなテーマに取り組んでいることに対するやりがいと、マネジメントソリューションズを信じてくださっているクライアントの方々、プロフェッショナルとして日々切磋琢磨している社員に支えられながら、パラダイムシフトの起きている現代に立ち向かって行きたいと思っている。





またまたLive
 11月29日にライブしました。

Live 112909  2

Live 112909  1

今年は9月に続き2回目。
来年は3回はやりたいです。



社員の結婚式
金子結婚式3金子結婚式2金子結婚式1 先週の土曜は弊社社員の結婚式でした。
とてもよい式で、感動しました。
その後の2次会も盛り上がりました。

主賓の挨拶も3回目になりますが、慣れてきたかなと思います。

ゴルフデビュー

今月初めに、ゴルフデビューしました。複数のプロジェクトを抱えつつ、会社を経営し、家族の時間もとりながら、趣味のバンドもやっていく中で、ゴルフもやっていく自信がなかったので、かなり消極的だったのですが、最近、クライアントからよく”高橋さん、ゴルフやるの?”と聞かれ、毎回”近いうちに始めるつもりです”と言うのも限界に来ており、また仲のよいベンチャー企業の経営者から”社長のスキルなんだから”と何度も勧められ、ようやく重い腰を上げた次第です。
10月頭にゴルフセットを購入し、コースデビューまで一ヶ月を切った状態だったので、かなりあせりました。何とか時間を捻出するために、早朝練習に行きました。朝6時からやっているゴルフ練習場があるので、平日でも6時過ぎに行って、1時間打ちっぱなしをやり、出勤しました。ずいぶん前にコーチに何度か習ったことがあるので、思い出しながらやっていたのですが、どうしても右に曲がる。。。結局、8回くらい打ちっぱなしをやって、デビューしました。もちろん結果はぼろぼろ。。。
一度やると決めたら、最後までやるのが私の信条。どんなにハードルが高くても、自分で決めたら結果を出すまでがんばるという自分自身を再度見つめなおすよい機会でもありました。
コースデビューの後、こんなに悔しい思いをしたのはいつ以来だろうかと思い出すと、色々と苦難を乗り越えてきた自分自身を思い返し、モチベーションがあがりました。そもそも昔苦労した話をしたりとか(社員を鼓舞するために言ったりしますが)、過去を思い出すことがあまりないタイプなので、いつも飄々としていると見られがちなのですが、マイナスからスタートし、乗り越えたことの方が多いということに改めて気付きました。
こういう機会もあまり無いので、備忘録的に述べてみます。

・ 中学校の水泳部で試合にも出られないタイムだった。中学一年の夏には辞めそうになったが、一念発起し、翌年にはレギュラーメンバーとなった。
・ 中3の頃、高校受験で県立トップを希望したところ、担任からお前の成績だったら5年前に1人受かっているだけだから厳しいといわれたが、塾にも通わず自宅で勉強し、合格。
小学校のころは、いじめにもあったし、家庭環境もいまいちだったので、あんまりいい思いでもなかったように記憶してます。だから中学のときは努力していたのか。逆に高校のときは順調すぎて幸せな感じでした。家庭もバブルで踊ってたし。
・ 大学入学時、バブル不況のあおりで経済環境が一転し、せっかく東京に出てきたのに月10万以上バイトで稼がないと生活できない状況に。なんとか卒業しましたが。
・ アクセンチュアに入社後、シカゴで研修を受けたが、そこそこ自信のあった英語がほとんど通じず、勉強の仕方を見直し、翌年にはTOEIC835までレベルアップ。最近は865。留学経験なしでも英語はできるようになるんだと自信をつけた。ただ、最近は調子に乗ってるので、あまりブラッシュアップしてない。。
・ 高校2年ときにYOSHIKIに憧れて始めたドラムも、コツコツ練習した甲斐もあって、27歳のときにXのコピーバンドで単独ライブを実現。

サラリーマン時代は、仕事が好きということもあり、かなり順調でした。ただ、その当時上司からよく”天邪鬼”と言われていたけど、順調なのが逆に気持ち悪いというか、たぶん、逆境をバネに伸びるタイプと自覚しているから、うまくいき始めたら次の厳しい環境へ身を置きたかったのだと思います。ただ、”マネジメント”や”プロジェクトマネジメント”というテーマからは一度も離れたことはありません。一本筋は通ってました。

・ 起業してからは、とんでもなくマイナスからのスタートですし、目標は20年後に設定しているので、まだまだ始まったばかりという感じです。

ちなみに、独立したいという思いは小学校の卒業論文に書いていたので、ここまで25年かかっています。”やれるだけやって自分の一番すぐれているところを見つけて、それにあった会社に入るか、造るかにしようと思っている”という原文そのままの表現を見ても、一度やると決めたら時間はかかっても自分のペースで最後までやり遂げる自分の性格が見て取れます。

ゴルフを通じて、乗り越えられない壁が大きければ大きいほど、燃えてしまう自分を再認識することが出来ました。また、そういう努力を重ねている人(社員も含めて)が好きなんだなということも再認識することが出来ました。

ゴルフの内容はほとんどありませんでしたが、もちろんゴルフも頑張ります!何年かかるか分かりませんが、シングルになりたいし。




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